『Z団第7回公演 BARAGA-鬼ki』の巻
最後の侍、土方歳三。
演劇に興味を持ち出してから、色々な劇団や公演を調べるようになりました。その中で、気になった一つが「Z団」。印象としてはヴィジュアル重視の女の子に人気のある劇団かなという感じでしたが、今回は、自分の大好きな「新撰組」を題材で、しかも初の関西公演ということで、とりあえずどんなものかなという軽い気持ちで舞台に足を運びました。
で、感想なのですが、アクションは勿論のことドラマ性も含めて完成度の高い芝居を見せてくれました。オリジナルキャラやフィクションを織り交ぜていますが、物語自体が面白いので気にならないし、ともかく“見せる”演出がとても良く、3時間近い上演時間にかかわらず飽きることがありませんでした。
ただ一つだけ気になったというか、舞台を見ながら違和感を感じたことがありました。これだけ面白くて完成度も高いのに、何か一つ足りないような気がずっとしていました。それが何なのか最初は分からなかったのですが、前半の終わりくらいさしかかり「ああ、そうなんだ」と自分で納得しました。あくまで個人の感想で語弊があるかもしれませんが、役者さんの“重み”を感じないことに気が付きました。“重み”というのは、説明するのは難しいのですが、出てくるだけで場の雰囲気を一変さす貫録と演技力があるという感じです。
確かに今回の舞台の役者さんは、全員、見事なまでに格好良くてキレイで可愛くて・・・抜群のヴィジュアルを持った人ばかりなのですが、鬼気迫る役者としての迫力がもう少し欲しかったかなと・・・優等生的にまとめ過ぎている感じがしないでもなく、批判ではないのですが、あくまで個人の感想として思いました。ただ、役者さんの個性が強過ぎると“見せる”舞台の意味がなく、あくまで舞台全体を一つの完成品とするなら、突出した演技は逆にマイナスに働く可能性もあるし、その辺りは見る人の感じ方なんですけどね。
それにしても女性ファンが多い舞台でした。出演している役者さん見れば人気があるのも当然という感じですけどね。
色々書きましたが、それでも“見せる”ことに重点を置いた完成度の高い舞台だったので次回、第8回公演がもし関西であるなら、是非、見に行きたいなと思える舞台でした。
日 時:2009年5月2日(土) 13:30~
会 場:松下IMPホール
出 演:根本正勝、蒼井そら、末吉司弥、加藤良輔、小島裕

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